万能工具たるハンドプレス機

ハンドプレス機は加工のほか測定作業にも使える

ハンドプレス機は用途に合わせて選ぼう

頑丈なようでも取り扱いは丁寧に行うのが基本

ハトメ打ちやカシメ打ちなど、人の手で高圧力の加工作業を手軽に行えるのが、万能工具のハンドプレス機です。ただし本体だけでは使えないため、実際に作業する際は、取り付け対象の金具に合った打ち駒という部品を用意する必要があります。それをセットすることで、ハンドプレス機は初めて作業できる状態になるのです。また、ハンドプレス機はその外見からとても丈夫に見えますが、高温で溶解させた金属を型へ流して作った鋳物も多く、その場合ですと衝撃にあまり強くないと考えておいた方が賢明です。もちろん硬い製品ではあることには間違いないのですが、物をぶつけたり高所から落下すれば、割れたり欠けたりするかもしれません。ですので、取り扱いは丁寧に行っておいた方が良いと思います。

筒物加工やデータサンプリングに使用するなら

ハンドプレス機は台座と直接接触した状態で加圧しなければならないため、筒状の物を加工するなら、二段式になっているタイプを使うのが基本です。二段式なら台座が空中に浮いた状態ですから、筒物の加工作業では最適なハンドプレス機となっています。また、同じ二段式でも台座の奥行は製品ごとで違うため、もしも加工対象が複雑な形をしていれば、台座の奥行きは長い方が作業も行いやすいと言えます。なのでハンドプレス機を導入する時は、用途に合わせて選ぶのが秘訣です。そして、数あるハンドプレス機の中には、試作品などのデータサンプリングに向くタイプもあります。例えば荷重測定器とセットになっているハンドプレス機ですと、加圧による強度チェックや破壊テストでも、最終的な荷重値を適切に測定できるようになっています。

より精密にチェックする際は測定装置にも拘ろう

加工作業だけでなく、サンプリング作業にもハンドプレス機を用いる場合は、電子ブザーをはじめ、各種判定機構が備わった製品を選ぶのもポイントです。装置類も配線済みなら直ぐに作業へ取り掛かれるので、その点に着目して探しても良いかもしれません。さらに正確なデータ収集が必要な際は、ベーシックモデルより液晶パネルの搭載型など、測定器も拘って選ぶのがおすすめです。グラフデータで荷重変化を視認できるタイプもあるため、効率的に計測作業を進められると思います。今ではタッチパネルで簡単に操作できる多機能モデルも登場していますから、精密圧入や各種データサンプリングに力を発揮してくれる筈です。そのほか、設定した荷重に到達すればランプなどで知らせてくれるタイプも見られるので、押圧をキチンと管理したい場合は、その機能を搭載したハンドプレス機を使うと便利です。

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